雑誌
わたしの出版業のスタートは、雑誌の編集記者でした。
当初、児童書の編集者になりたくて就活をしていましたが、入社した出版社の配属先は雑誌編集部でした。
入社前の希望とは違いましたが、雑誌の編集記者の仕事はおもしろく、すぐにのめり込みました。
読者が読みたい!と思う記事はどんなものかを考え、自分の知識の狭さを補うために様々なジャンルの本を乱読するようにもなりました。
その後、マガジンハウスの「Hanako」や主婦と生活社「ar」、平凡社「別冊太陽」ほか、休刊となった複数の雑誌やムックに携わらせていただきました。
女性の健康や人間の体のつくりに関する記事をはじめ、生活スタイルやデジタル機器の使い方、マネー&ライフプラン、ウエディングなど、幅広いテーマで記事を作る機会をいただけたおかげで私の知識も広がり、のちの仕事、子どもに向けて書く際の土台にもなっていると思います。
また、広告のタイアップページも多数関わらせていただき、対象とする人の困りごとや興味関心から商品に繋げる記事(ネット記事も)の制作、見せ方や書き方を考えるようになれたことが、その後の仕事に役立っているように思います。
毎日小学生新聞
4年間ほど、毎日小学生新聞で職業の紹介や、身体のしくみ、気象、食文化、伝統文化など、子どもの興味関心を広げる記事を書かせていただきました。
知識も経験も少ない子どもたちに社会や科学をわかりやすく解説するための文章を考える、とてもありがたい経験となりました。
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教育支援センターおんせんキャンパスの広報
島根県雲南市の教育支援センターおんせんキャンパスは、学校へ行きづらいお子さんや、そのご家族をサポートする施設。雲南市教育委員会と認定NPO法人カタリバが協働運営しています。
私は2022年4月〜、こちらのスタッフとして主に広報と食育、家族支援を担当しています。
学校でもない、フリースクールでもないこの施設の事業をどう伝えれば、読んだ方がイメージできるのか。今悩んでおられる方に、どんな情報が役立つのか。また、教育行政や教育に携わる方の参考になるのか。
この施設初の広報担当として、試行錯誤しながらホームページや広報物の制作に取り組んできました。
子ども一人ひとりに合わせたサポートを考えるのは、スタッフ全員の共通課題です。
ここに来る子たちはどんな学びや体験が必要なのか。その活動にどんなねらいがあるのか。
私はスタッフの思いなど、活動の背景にあるものも伝えたいと思っています。
自治体のメディア
島根県雲南市の高校を卒業した人たちとのつながり創出事業として、2023年〜「new generation」の制作に関わらせていただいています。
高校まで雲南市で暮らしていたとしても、就職や暮らし方については案外知らないもの。情報がなければ、大人になった先の選択肢として雲南市の居住を考えにくいでしょう。
そこで、雲南市の高校を卒業した人たちに職業や暮らし方の情報を届けるメディアが立ち上がりました。
このメディアで、私は雲南市で働く人たちのインタビュー記事や、雲南市のすてきなモノやコトの紹介、雲南市を卒業した若者の対談、就活体験などの記事を執筆しています。
学研の「お仕事熱血ストーリー」シリーズでも感じたことですが、仕事はその人の生き方を表していると感じます。仕事への思いからその方を知ることができるのは私の喜びで、触れることのできたその方の魅力をより多くの人に伝えたいと思い、取り組んでいます。




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