ささきあり単著
『ぼくらがつくった学校』佼成出版社 2017年初版
東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県大槌町で、子どもたちが新しい教室のデザインを考えるワークを通して自分の力を信じ、これからの町をつくっていこうという意識が芽生えていく過程を追いました。
- 第3回児童ペン賞 ノンフィクション賞
- 第36回静岡県なつやすみ読書感動画コンクール指定図書
- 第49回長崎県読書感想文コンクール課題図書
- 令和6年度版小学校5年「国語」巻末付録「本の世界を広げよう」(光村書店)掲載
『あの子は、わたし。』佼成出版社 2022年初版
福島県糸島市で毎年平和劇を行ってきた団体が、地元の戦争だけでなく、ホロコーストにも目を向けて考え、自分ごととして演じる姿を追いました。
『ふくろう茶房のライちゃん』佼成出版社 2015年初版
ワシミミズクを飼うことにした一家がフクロウの生態に驚きつつも愛情を強めていき、フクロウと触れ合えるカフェを営む過程を追いました。
- 第34回静岡県なつやすみ読書感想画コンクール指定図書
- 第46回長崎県読書感想文コンクール課題図書
部活
『青春サプリ。自分がここにいる理由』ポプラ社 2020年初版
どこから読んでもOK。部活の悩み、やりがい、達成感に共感する物語が5つ収められています。
ささきありは、法政大学第二中・高等学校の合唱部の物語を書かせていただきました。
取材をさせていただく中で、合唱の魅力にどっぷりはまりました。
大人の合唱もすばらしいですが、その年限りのメンバーで、その時だけの音楽をつくりあげる部活の合唱は、熱さが違うと感じました。
合唱にかける青春。ぜひ読んでいただきたいです!
戦争に関する本
『せんそうってなんだったの?』シリーズ 学研
戦争体験をうかがって物語にする仕事をさせていただいて思ったのは、私が表せるのは「点」ということです。
空襲の体験一つをとっても、一人ひとり、体験をされたことが異なります。
国内にいたのか、戦地へ行ったのか、大人だったのか、子どもだったのか、学生だったのか。
被害を受けるだけだったのか、加害もあったのか。
どこで何を体験し、どんなことを感じ、その後どう自分の中で受け止め、消化したのか、あるいは消化できないままなのかは、一人ひとり異なります。
戦争をこういうものだったと表すことは難しく、一人ひとりの「戦争」を多数伝えていくことでしか立体的にはならないのではないか。
そう思ったのです。
きっと、他の物語に関しても同じです。
私が表せるのは、あくまでも「点」。
それを読んだ人たちがつなぎ合わせていくことが、とても大切なのだろうと思います。
『せんそうってなんだったの? 第二期12 父ののこした絵日記』学研 2014年初版
文/ささきあり 絵/夏目尚吾さん
フィリピンで軍の任務についていた父の日記を見つけた輝行少年は、色鮮やかな絵にひかれ見ていた。それはジャングルをさまよい、捕虜となった父の記録『虜人日記』。追いつめられた人が人間性を変えてしまうことを父の日記を通して感じとっていく様子を描いた絵本です。
『せんそうってなんだったの?』「まくわうりの夏」2007年初版
文/ささきあり 絵/夏目尚吾さん
戦時中の子どもたちの日常を描いたおはなし。物がない中でも子どもたちは果敢に食べ物を探し、遊び道具を作っていました。「2 遊び」に収録された「まくわうりの夏」を再録したものが、「ほんとうにあった4つのお話」(2013年初版)になります。
『わたしたちの戦争体験 3学校・遊び』学研 2010年初版
「仲間と遊んだ毎日」 文/ささきあり 所収
戦時中、福島県郡山市で過ごした少年の物語を書かせていただきました。
『わたしたちの戦争体験 5空襲』学研 2010年初版
「炎の街に残った父」 文/ささきあり 所収
香川県高松市で空襲体験をされた少女のお話を書かせていただきました。
東日本大震災の体験、防災、復興に関する本
『語りつぎお話絵本 3月11日』シリーズ 学研 2013年初版
文/ささきあり 絵タカタカオリさん
地震発生直後から。東京で体験された方々のお話を書きました。
「2 にげろ! 津波だ!」所収 「ヨシばあちゃんの紙しばい」
文/ささきあり 絵/水野ぷりんさん
子どもの頃の津波体験を紙芝居にして伝えてきたヨシさんの、2度目の津波体験を書きました。
『3.11復興の取り組みから学ぶ 未来を生き抜くチカラ』全3巻 日本図書センター
2015年初版
東日本大震災後、罹災地では犠牲になられた方々への鎮魂を願うと同時に、より良い地域にするために様々な取り組みをしています。
未来を見据え、今、自分になにができるのかを考え、行動していく姿には、人生で遭遇する困難に向き合うヒントがあります。
ささきありは、「三陸鉄道の再開」「子どもまちづくりクラブ」「東北コットンプロジェクト」「きっかけバス47」「レッドベアサバイバルキャンプ」を書きました。
キャリアに関する本
『お仕事熱血ストーリー 感動する仕事! 泣ける仕事!』シリーズ 学研
1期2010年初版、2期2012年初版
いろいろな方にお話をうかがって、仕事はただお金を稼ぐためのものではなく、その人の生き方を表すものだと感じます。
同じ職業名であっても、仕事に対する思いは一人ひとり異なります。
その人がどう生きたいのか、なにを目指しているのかをうかがい知ることは、これからの自分の生き方を考える上でためになると思います。
靴磨き職人 長谷川裕也さんの小学生の頃から仕事に就いてからの物語を書きました。
宇宙飛行士 山崎直子さんの小学生の頃から仕事に就いてからの物語を書きました。
道化師 クラウンKさんの子どもの頃からサラリーマン時代、そしてクラウンKとして活動するようになってからの物語を書きました。
社会起業家 駒崎弘樹さんの学生時代から病気保育という社会課題を解消するサービスを始めるまで、新たな課題に取り組んでいく姿を書きました。


















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